2026.09.02
支笏湖国立公園内にある天然温泉のホテル「休暇村支笏湖」において、千歳市空港開港100年と、千歳市美々の遺跡から発見された貴重な出土品「ビビちゃん」をテーマにした特別トークショーが開催されました。

本イベントは、千歳市空港開港100年を記念するとともに、モラップキャンプ場と休暇村支笏湖が取り組む「支笏湖ネイチャーポジティブアクション」の一環として、休暇村支笏湖が開催したものです。

トークショーには千歳市埋蔵文化財センターの職員、北海道ノンフィクション集団代表の相原秀起氏、千歳市空港開港100年記念担当の職員3人が登壇。それぞれの立場から、千歳の「空」と「歴史」などをテーマにお話ししました。

相原氏は、村民が手づくりした着陸場から現在の新千歳空港へと発展していくまでの、空港とともに発展してきた千歳の歴史について紹介しました。

相原氏は、北海道新聞社の記者として長年活躍された後、現在は空港開港100年の歴史に関する書籍の制作に携わっています。長年の取材・研究で得られた貴重なエピソードを交えながら、千歳に空港ができるまでの歩みを語っていただきました。

千歳市埋蔵文化財センターからは、新千歳空港の建設と国の重要文化財に指定されている縄文時代の「動物形土製品」(愛称:ビビちゃん)との知られざる関わりについて紹介しました。


「ビビちゃん」は、1976年に新千歳空港の建設に伴って行われた発掘調査で、現在の滑走路付近にあたる美々4遺跡から発見されたもので、今年で発見から50年を迎えます。国の重要文化財にも指定されている貴重な出土品が、空港建設と深く関わっていることについて、詳しく紹介しました。

また、千歳市空港開港100年記念担当からは、今年迎えた「千歳市空港開港100年」について、これまで実施してきた記念事業や取組を紹介しました。



100年前に千歳に初めて飛行機が降り立ったことから始まった千歳の空の歴史と、50年前の空港建設をきっかけに発見された「ビビちゃん」。一見すると異なる2つの話ですが、実は新千歳空港を通じてつながっています。

今回のトークショーでは、千歳の「空」と「大地」に刻まれた歴史をそれぞれの視点から知ることで、普段利用している新千歳空港と地域の歴史とのつながりを改めて感じる機会となりました。

空港開港100年の節目に、千歳のこれまでの歩みを振り返りながら、これからのまちの未来について考えるひとときとなりました。